原発警戒区域のペット救済

2011年 9月 12日 投稿者:elsa事務局 カテゴリ: エルザ自然保護の会ブログ 

 今年(2011年)の東日本大震災(地震、津波、原発事故)で、多くの方々が未曽有の被害にあわれました。報道を通して知るだけでも、被災した方々の大変なご苦労とご心痛が伝わってきます。心からのお見舞いを申し上げます。

 被災地のペットや家畜、野生動物なども、被災者と同様に苛酷な環境変化に見舞われました。環境省と福島県によって、ようやく原発警戒区域のペット救護が開始されたのは、震災から1カ月半後のことでした。福島県警戒区域9市町村では震災前に約5,700匹の犬が登録されていたとのことですが、そのほとんどが警戒区域に残されました。その内何匹が生き延びているのか等、実態が分からない状態が今も続いています。また、当然のことながらネコはもちろん、ハムスター、ウサギ、魚、爬虫類などのペットも被災地には飼われていたはずです。その内どの位が生き残っているかはわかりませんが、置かれている悲惨な状況は全く同じです。

 そうした中、民間団体や個人でのペット救済活動が進行しています。本会の会員も1匹でも多くの動物を救いたいと熱心な活動を続けています。また、現地で実際に救済活動に加わっている方もいます。以下は、現地で活動している会員からのSOSです。

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警戒区域の家畜・ペットたちは、満足な餌と水のないまま餓死または衰弱死していすほとんどが脱水状態であり、まっすぐに歩けない動物も多くなりました。 モラルを持た
ない国が、くりかえし動物に与える暴力。そして情報の隠ぺい。 家畜とペットたちの、想像を絶する苦悶の末の無残な姿。 おとなしい牛の最期の叫び。 私たちは福島県に起きた原発爆発という人災から、切り取られ抹殺されていく警戒区域の動物を最期の一頭まで救出する覚悟です。 それには、救出した動物が安心して暮らせる一時的な施設が必要です。 どうか皆様のお力を終結し、シェルター開設へのご支援をお願い申し上げます。 連絡先:

寄付は以下の銀行から送ることができます。

みずほ銀行 向ヶ丘支店 (540)
口座名義: 被災動物ネットワーク (国内から振込、「ツ」 は全角カタカナで)
 RJAV (国内・海外から振込)
口座番号1262115

寄付金の使用目的:
・ガソリン代、大型ケージ20個購入費用、餌代(着色料、脂肪の少ない物を購入しています。)、処方食代、首輪リード代、ペットシーツなど消耗品、通信費、
シェルター設置費用、に使わせて頂きます。

*****月一度の会計報告を致します。*****

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奥井登美子著「くらしとくすりのクアルテット」

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