趣旨

イルカ保護活動の高まり:

イルカの追い込み猟廃止のための国際的な動き

ジャパンドルフィンデー

 本会ではイルカ追い込猟廃止に向けて、さまざまな活動を続けています。また、その活動は「合法的、平和的、教育的な方法」によるという本会の趣旨に同意する海外の団体とも積極的に連携しています。そうした中で、日仏米の3連携グループが中心になって、日本のイルカ追い込み猟の実態を多くの人々に知らせるための国際的なイベント計画(平和的デモ集会計画)がスタートしました。そして、その後、約半年のうちに、この平和的デモ集会計画は、28カ国、世界各国67動物・環境・自然保護団体が参加する企画にまで拡大しました。

 本会では、当初より調査、資料提供、調整役に徹し、直接デモには参加しません。しかし、本会の米仏2連携団体が、2005年10月8日正午に、現地市民や賛同者とともに、パリ、北米各都市で、大規模なデモ集会を行なう予定です。また、65団体及び非団体員の一般人が、世界各地の44都市で、同日、現地時間正午に、大規模なデモ集会を行ないます。

 この国際的イベントに先立って、本会では次のような文書を日本のメディアをはじめ、関係各所へ発送しました。

情報提供:2005-9-30

メディア各位

 近年、日本で実施されているイルカの追い込み猟(漁)について、国内外で批判が高まっています。それは、追い込み猟が抱える問題点と、その猟法の残酷さが一般に知られ始めたことによります。

 イルカに対する認識は、国によって違いがありますが、イルカが海洋野生動物として、世界的に保護の対象となっていることは、紛れもない事実です。いっぽう、日本では、イルカを消費の対象として、食用に、また、展示用に利用しています。さらに、水族館の中には、水族館同士でイルカを売り買いする、いわゆる「イルカ転がし」をして、暴利を得ているところもあります。

 近年、イルカの生態が明らかにされるにつれて、また、「野生動物は野生のままに」保護していこうという世界的認識の高まりによって、日本が行なっているイルカ猟への国際的な批判は高まるばかりです。

 現在、世界28カ国、44都市において、67の動物・環境・自然保護団体が、日本のイルカ猟に対して抗議の声をあげ、来る10月8日に、世界各地でさまざまなイベントを企画しています。これほど大規模な国際的抗議(集会やデモ)は、前代未聞のものです。しかも、このイベントや抗議活動には、活動全体を指揮する先導者はいません。イルカ猟廃止に向けて努力している日英仏3団体の「Japan
Dolphin Day(日本イルカ猟中止を要請する日)」の呼びかけに呼応した世界中の各団体が、各団体の責任において、独自に企画し、展開する抗議活動です。また、今回の活動全体に共通することは、唯一つ、「非暴力、平和的、教育的」活動であるということです。これもまた、これまでに例を見ない特徴です。

 メディア各位におかれましては、この世界的なイルカ保護活動の高まりと、全く新しい活動形態に、ご注目くださるようお願いいたします。

 ご参考までに、つぎの3文書を同封します。ご高覧いただきたく、よろしくお願いいたします。

1)「お知らせ」、
2)日英仏3団体によるJapan Dolphin Dayの「ちらし」、
3)イルカの追い込み猟を解説した「イルカ追い込み猟という動物虐待行為」

以上

※ 1)、2)のリンク先はPDFファイルです。


Japan Dolphin Day「ちらし」 日本語版(PDF) 

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