ヒナを救ってと人に頼んだカモのお母さん


英語でバード・ブレイン(鳥の脳)とは、日本語のアホウとかトンマという意味です。ところが、これは間違いだということが、カナダのバンクーバー・サンという新聞に出たことが「THE ARK」という雑誌の2009年No.211(春号)に紹介されました。話の概要は次の通りです。バンクーバー市の巡査が或る朝グランヴィル橋の下を歩いているとカモが一羽近づいてきて巡査のズボンのすそをくわえて、クワッ、クワッと鳴き、その後もしきりに鳴きながら、巡査の足元にまつわりつきました。巡査は「うるさいよ!」と、足でそのカモを脇へ押しのけましたが、カモはやめません。そしてカモは顔を上げて巡査の目を見つめると、そのまま巡査の顔を見つめながら20メートルほど歩いて下水溝の所へ行きました。しかし巡査の目には別に変わったことは見られなかったので、そこから離れようとすると、カモは巡査を追いかけてきて、又、足元にまつわりつきました。そこで巡査はもう一度、排水溝の所へ戻って下を見ました。すると排水溝の鉄格子の間に小さなカモのヒナが8羽、落ちて動けなくなっていることが分かりました。巡査はすぐに警察署に電話して応援を求め、到着した警官とともに排水溝の蓋をどけて8羽のヒナを次々と救い上げました。その間、母カモは警官達のそばにしゃがんで作業を見守り、ヒナが全部救い上げられると、すぐにヒナを引きつれて川のほうへ出かけ、みんな揃って流れに入って泳ぎ去っていきました。警官達はバード・ブレイン(トンマ)などという言葉はとんでもない間違いだと話し合いました。
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ひよこまーく(藤原英司、会長)