茨城県のオオヒシクイ


茨城県の稲敷市江戸崎にある稲波干拓地には、毎年晩秋に、雁の一種のオオヒシクイが越冬のため、渡来します。
昨年11月に63羽が渡来しましたが、私が10年ぐらい前に学生達を連れて卒論指導で干拓地通いをしていた頃にはオオヒシクイ達は毎朝6時半ごろに干拓地から飛び立って霞が浦へ採食にでかけ、夕方4時ごろ干拓地へ帰ってくると言われていました。ところが、先日、稲敷市の生活環境課へ問い合わせたところ、オオヒシクイは昼間一日中干拓地にいるとのこと。エッ本当か!との疑心暗鬼を解消するため、昨日、昼間、干拓地へ行ってみました。

すると、いました! びっくり仰天!
小型双眼鏡で見ると、24羽しかいないので、土手の上に三脚を立てて大型望遠鏡をセットしていた初老の人に聞くと、63羽いるとのこと。

「どこに?」と問うと望遠鏡の焦点を合わせて見せてくれました。しかし、やはり24、、、いや26羽。ありゃ?
「2羽増えた」と私が言うと、「後の連中はみんな枯葉
の中に潜ってる」とのこと。なるほど、時々、あちこち
から、2羽、3羽と頭をヒョコヒョコだしてあたりを見回します。

「霞が浦へ飛び立つのは」夕方ですか?」と問うとその老人は、もっとびっくりすることを言いました。
「行く事もあるけど、だいたい一日中、昼間も夜も、ここにいるよ」とのこと! 10年のうちにオオヒシクイ達の行動が変わってしまったということなのでしょうか?

 その初老の人は観察小屋のオーナー「江戸崎雁の郷友の会」の人のようで、「雁の郷」への入会案内やオオヒシクイと干拓地などの資料を下さいました。これらの資料は同
会のホームページで見ることができます。藤原英司ジョギング